アバンセライフサポート・ファウンダーのつぶやき

企業は駅伝走者、新たなドラマが始まります。

  人は何歳まで生きられるのか。
中国最初の皇帝になった秦の始皇帝は、詐欺師「徐福」に不老長寿の薬を探させるため、3,000人余りの童男童女と多くの技術者と財宝・財産を与えたが、徐福はそれを元手に広大な土地を買い、領主となり、秦には二度と戻らなかったという話がありましたね。
挙句の果てに、始皇帝は不老長寿の薬と称した水銀のようなものを飲まされ、49歳で早死にをしたといいます。

  現在、国内の最高齢者は男性113歳、女性115歳ですが、世界で見ても概ね115歳が命の上限のようです。
厚生労働省によると、日本人の平均寿命は男性81.09歳、女性87.26歳(2017年度)で、平均寿命から命の上限まで20年以上の開きがありますね。(ちなみに平均寿命と平均余命は違います。)
年を取るとDNAのコピーが上手く行えなくなる、細胞分裂の回数そのものに寿命があるなど原因は様々あるようです。
サルでカロリー制限の試験をしたところ、細胞の遺伝子・DNAが活発になり、腹7分目までしか食べなかったグループは、心臓病やガンの発症率が約半分になったといいます。
台湾で約40万人を対象に運動量と死亡リスクについて8年間追跡調査した結果、1日の運動量が15分増える毎に死亡リスクが約4%ずつ減少したとのことです。
1日に100分以上運動しても効果は上がらず、負荷のかけ過ぎで逆に死亡リスクが若干増加したとのこと、細胞の寿命に関する研究はまだまだ緒に就いたばかりのようです。

  何が言いたいのか。
平成16年度に現役世代は2人で1人の高齢者を支えていましたが、平成41年度(元号は変わります)は、1.4人で1人を支える社会になり、要介護者は100人中5.1人だったのが7.8人に増えると予測され、要介護者の給付増を賄うだけで消費税6%が必要(現状より長生きしないとの条件で)となります。
今回消費税が8%から10%に引き上げられますが、ほとんどが経済振興に使われることになり、消費税は福祉目的税にしようという話はどこにいったのでしょうね。

  財政が枯渇する一方、介護の超人手不足も喫緊の課題です。
人手不足は、戦後経済を支えたシステムの劣化が大きく、例えば国民健康保険のみで社会保障の弱い自営業者・農業者のみなさんは、月額6万数千円の基礎年金のみですが、70代前半まで働く人が70%余り、定年があり厚生年金満額の勤労者は、今まで働いたご褒美だと言って20%ほどしか働いていません。
70%の人は働けるはずなのに、定年と年金が働く意欲を弱めている現実が浮かび上がってきます。内閣府の調査では、「75~80歳辺りまで働きたい。可能な限り働きたい。」との回答が半数以上あるというのに、「年金依存症」が働く意欲を無くさせているのが現状のようです。

  厚生労働省は定年制を65歳に延ばせと言っていますが、私は逆に55歳にすれば良いと思っています。
「人生三毛作」、「死ぬまで現役」を考えるのならば、新卒で社会参加、40歳で一度定年、55歳で二度目の定年が望ましい。SE、CADなどのコンピューター系技術者は、40歳過ぎで新たな職域に転身が可能であれば、40歳過ぎてSEなどから離職が進み、次の産業に皆が殺到、次なる産業に人手不足感はなくなるでしょう。
なにしろ40歳過ぎて新たな言語、開発スキームに取り組むのは大変です。
そんな辛い人生を送りたくないのは誰でも同じですよね。
40歳から55歳位までのみなさんには柔軟性、体力、対話力、分別もまだまだ残っており、新たなビジネスに適応することも十分可能です。
そして、55歳で再び定年、今の仕事を次世代に譲り渡すことで、若い人たちはガラスの天井が無くなり、若者の「ガンバリズム」が戻ってきます。

そして、三毛作の仕上げになる55歳以上のみなさんの第三の定年です。
私は今年69歳になりますが、新たな公共を目指した活動に取り掛かります。
最低10~15年はかかりそうですが、そうするとゴールのテープを切るのは84歳、私の拙い能力、気力、体力ではいかにも遅い。55歳であれば新たなスタートでの学び、ゴールまでの工程表など自由に描けたと思うのに残念でなりません。
リーマンショック時は57歳、そこで私が決断すればよかったのですが、生来の優柔不断な性格で流れに逆らうこともできず、今に至っています。65歳で転職では余生になってしまいますよね。

私たちは上場というリカバリーショットを狙っています。
マザーズ、東証とこの先6~7年をかけて新たな公を目指すという遠大な計画が当社にはあり、上場後は潤沢な調達資金を使って海外とのアライアンス、AIの領域に当社は切り替わっていきます。
人生はいくつになっても諦めることはなく、未来は明るい。企業は駅伝走者で、選手がたすきを引き継ぐ度に新たなドラマが始まります。私もまだまだ老いぼれてはいられません。

2019年1月31日(木)

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