アバンセライフサポート・ファウンダーのつぶやき

時間とともに見識を広げて行こう

  先日、札幌市の一般社団法人北海道総合研究調査会(HIT)からのお招きで、道内の市町村長やHITのみなさんを前に基調講演90分、その後90分の意見交換、口達者な方が多く、実に様々な質問や自治体の事情を教えていただきました。その後懇親会へ。2時間余り楽しくも少し疲れましたが、札幌市内でのひと時を過ごさせていただきました。
 私の講演の骨子は、「北海道は、札幌市以外は全て負け組」というもので、一例として函館市を挙げ、25年後の生産年齢人口と年少人口は半分近くまで落ち込み、育児、教育、経済、福祉、介護に至るまで、社会インフラの存立は難しいだろうと申し上げました。

将来推計人口図など

  上図のように、定住・永住等何年でも日本に居住可能なビザを持つ外国人の割合が日本全体の外国人の約54%なのに、北海道は約29%、実に全国平均のおよそ半分、そして、外国人人口割合は愛知県の5分の1、この閉鎖体質が現状の行き詰まりになっているのだと申しました。
  これは他人事ではありません。当社も新たな飯の種を模索し、専任をつけ開発を始めたことは何度もありますが、成功した事例はほとんどありません。その理由は簡単です。失敗したくない、恥ずかしい思いをしたくないから。考える、考える、考えるが、そこから先に足が進まない。どうすれば良いのか、正解はどこにあるのかがよく分からない。だから始めるのは来年の2月からだと言う。2月になったら始めるが、それは勉強の結果出た結論で、あくまで「理屈」。「体感」から始まったのではない。そこから修正が始まるので、さらに1年の準備期間が必要となるのです。
  生物の進化の歴史を考えてみましょう。人間となるまでの進化は、考えて出来たものではなく、進んでいるうちに最適モデルが生き残っただけで、今後どう変わっていくのか、未来の姿もどうなるのかは分かりません。

進化の図

  私の経験でも、やりたい形や成功モデルはある程度学べば後は理屈ではなく、実際に経験して、経験値の引き出しを多数つくることで成功していくものです。首の短いキリンは淘汰されていき、首の長いキリンが勝ち残っていくように、時間とともに見識が広がっていくものです。介護を福祉と考えるのか、シニアビジネスと考えるのかも同じで、わざわざ自分の人生を狭く小さく考える必要はなさそうですね。

2019年8月30日(金)

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