アバンセライフサポート・ファウンダーのつぶやき

連帯して「地球丸」を運行する必要がある

  4月4日、東京都の新型コロナウイルス感染者が初めて100人を超え、小池百合子知事は危機感をあらわにコメントを発表、「命が関わっています。なんとかこの感染拡大を抑えたい。お一人おひとりの行動が感染拡大を防止します。不要不急の外出をお控えいただくようお願い致します。」と呼び掛けました。フィリピンのロドリゴ・ドゥテルテ大統領は、「移動制限の違反者がトラブルを起こすようなら、射殺するよう警察と軍に命じた」と述べています。イタリアのジュゼッペ・コンテ首相は全土で外出禁止、生活に必須でない店や工場も閉鎖の厳命を下しました。中国は全国民を監視カメラで、どこで何をしているのか一挙手一投足まで把握し、新型コロナウイルス撲滅を目指しています。この病気の根治療法はまだ見つかっていないので、それぞれがお国柄に合った対応をするしかないのです。
  日本ではこんな対応を求めています

3密を避けましょう 厚労省からのチラシ

<クラスター(集団)の発生のリスクを下げるための3つの原則>
    1. 換気を励行する:窓のある環境では、可能であれば 2 方向の窓を同時に開ける。
    2. 人の密度を下げる:人が多く集まる場合には、会場の広さを確保し、お互いの距離を1~2 メートル程度あけるなどして、人の密度を減らす。
    3. 近距離での会話や発声、高唱を避ける:やむを得ず近距離での会話が必要な場合には、自分から飛沫を飛ばさないよう、咳エチケットの要領でマスクを装着する。

出所:厚生労働省 


  この病気は栄養状態を良くするか、状態が悪い肺に酸素を送る位しか医療が関わることの出来ない、自己管理が対処の全てと言っても良いほどの病いなのですね。
  イスラエルのユダヤ教超正統派の住民の居住区で、人口約20万人のブネイ・ブラクという都市は、宗教的な背景もあり、出生率は6.0と異常に高く、子だくさんの家族が2世代、3世代とアパートに「密集」して暮らすケースも多く、感染症の専門家は国会で「ブネイ・ブラクの潜在的感染者は、人口の約40%に上っている可能性が高い」と指摘しています。改めて私たち人類は、「宇宙船地球号」という船の運命共同体なのだと実感させられる異常事態ですね。
  「感染源はどこ」という議論においても、アメリカやイタリアは分かり易い。非合法な中国人労働者を半ば合法化して人件費をカット、ブランド商品の多くが表のショップと裏の製造現場に極端な乖離が見られますが、両国とも感染源は非合法労働者だと分かっているので、異常な生活環境の中国人についての議論すらしない。非合法な中国人労働者がなぜ母国との交流を頻繁に行えるのか?それでいて、アメリカのトランプ大統領は、「発生源は中国だ、これはチャイナウイルスだ」と言って一方的な非難をしています。中国もこれはアメリカが持ち込んだウイルスだとして非難の応酬合戦となっております。
  日本で感染経路が特定できない事例が多いのは、格差社会の最底辺がないからだと思われます。今回各国の対応を見て、危機を乗り切るには監視社会が(全体主義的な)社会の効率が高いことはよく分かりましたが、自由に甘えた一部の人たちの民度の低さが起こす問題にも辟易させられましたね。いまだに基本的人権は遵守すべきで、私権は制限されるべきではないという知識人や弁護士がメディアで発言するに至っては何をか言わんやですね。
  飼い馴らされた監視社会か、(市民が自己管理の出来る)自由な社会か、非難の応酬で分断をいとわない孤立した社会か、国と国との文化、歴史の差異を認めながら連帯して「地球丸」を運行するのか、今一度考える必要がありそうですね。

2020年4月30日(木)

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