アバンセライフサポート会長のつぶやき

人が生きていくうえでのビジネスに

2022年10月31日付 琉球新報より

   上の写真の中に私がいます。「ウォーリーを探せ」ではありませんが、私はどこにいるでしょう。
琉球新報の第1面2ページに渡って掲載された「世界のウチナーンチュ大会」、アメリカから約1,000名、ブラジルからは約200 名が参加しましたが、第 1 面に載ったのはブラジルのみなさん、沖縄の皆さんのアメリカに対する複雑な感情が垣間見えますね。日本は外国人を受け入れるか否かで国民的な議論になりつつありますが、先の大戦で壊滅的な被害を受けた沖縄は、生きんがため、口減らしもあって、下記のように県民を海外に送り出してきました。

琉球新報より

   

  焦土と化した沖縄の復興に移民政策は不可欠なツール(口減らし)で、日本国内での外国人差別はここ沖縄において見かけることはほとんどありません。
10月30日の前夜祭は那覇市の国際通りでパレード(前掲の写真はその時のもの)、翌31日の世界のウチナーンチュ大会は 5,000 人近くが集まり、世界各国の華やかな民族衣装や踊りが披露されました。鮭は生まれた川に戻ってくると言いますが、人間にも帰巣本能があるようで、なぜか故郷に帰りたくなるのでしょうね。あるタクシー会社のオーナーさんがこう言っていました。「林さん、タクシー運転手はね、年を取ると最後には初めて乗った場所に戻ってくる人が多いよね。」と。まさに言い得て妙で、コロナ禍前の大会はブラジルだけでも1,000人強の参加があったようです。あの地球の反対側のブラジルから高い運賃を払い、30数時間をかけ、この2日間パレード、大会でもそこかしこで「お帰りなさい」の言葉をかけてくださいます。本当にあたたかい空気に包まれ、幸せな気持ちで帰ってまいりました。

  人は出生国で幸せを得られないと分かれば幸せを求め、国を越えて移動します。クルド、ミャンマー、アフリカ諸国のみなさんは命をかけて差別も承知の上で他国に渡り新たな人生で幸せな家庭を築こうとします。現在は受入国となった日本ですが、コロナ禍と円安、そして物価高でより一層経済格差が広がり、とても幸せを享受できる国とも思えませんが、新興国と比べると相対的にずっと幸せな国であることは確かです。日本の資本主義は曲がり角に来ていますが、資本主義は利益の最大化が使命だと考え、ついてこられない人は自己責任で切り捨てるアメリカ的文化がまだまだ主流の日本ですが、そろそろ個人や企業の利益よりも人間が生きていくうえで抱える様々な問題を解決する為に手掛けるソーシャルビジネス(例えば福祉)に陽があたる時代が来るといいですね。

  

2022年12月01日(木)

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