アバンセライフサポート・ファウンダーのつぶやき

社会資源を生かす道

  私は、6月24日の定時株主総会をもって社長を退任し、ファウンダー(創業者)となりました。宜しくお願い致します。
  さて、私の愛する島根県はインバウンドワースト日本一の県で、県内の人達に、「他府県の人達もインバウンドビジネスを頑張り始めましたね」と話しても「何もないから仕方がないよね」の一言でそのあと話がつながりません。でもこの数年のインバウンドビジネスは三大都市圏より地方の伸び率が大きく大都市東京や京都の伸び率より、佐賀や岡山等地方の伸び率が大きく、外国人の地方志向はより進んでいます。インバウンドに関心はあるが皆さんは待っているだけ、期待しているだけで、官民連携で島根の魅力発信にまでは至っていないのが現状です。
  民泊新法が執行されて1年経ちますが、民泊登録は約8倍の17,301件、把握できない未登録を含めるとすさまじい件数ですが島根県内では自治体、町内会の理解が得られず思いはあっても様々な壁で頓挫することも多いようです。更に観光、体験、宿泊、飲食、売店などインバウンドに伴う衣食住行の物語性がないので本来の神話のふるさとが生かされていない。
  私たち外国人材業者からみると外国人異分子が入ることの抵抗感(騒音、治安、ごみ、見知らぬ人が流入する違和感、病院も国際医療に免疫が無い等・・・)様々な問題があり、乗り越える煩わしさより外国人を柔らかく拒否、関わらずに平和に過ごしたい感情が優先、ゆで蛙状態になっているようです。

外国人観光客の延べ宿泊者数の前年差数の図

  先日スウェーデン首相のステファン・ロベーン氏が(彼は社会民主労働党党首なのに)70才過ぎても皆さん働きましょうと述べていたが、労働人口減少が切実な現状では当然のことでしょう。年金は退職後15年位で設計されています。55才定年なら70才で亡くなることが前提、65才定年なら80才、それより長く生きるなら働く期間を増やすか給付を減らすかしかありませんね。愚かな政府だと罵り、嘲っても何の解決にもなりません。
  企業の人事担当者と話すと定年3年位前からモチベーションが下がり生産性が落ちる。65才定年なら61-62才くらいからです。しかし②表を見ても現在の体力指数と平成10年の体力指数ではむしろ現在の70才の方が平成10年の65才より体力は上ですね。製造業はじめ、一般企業は生生流転、若い血を入れ新陳代謝が求められます。わかっていても定年制を廃止するわけにはいかないのでしょうね。我々介護業界にとって垂涎の人材が足元に大量に眠っているのです。
  新たなプロジェクトにも参加したがらない。事務レベルの能力も低くなり、愚痴や独り言、過去の話ばかりしたがる定年前3-4年。この人たちをブラッシュアップする仕組みがない。 在籍出向で受け入れることも可能かもしれない。ただ働くことで年金カットへの抵抗感も根強い、働くことはもうやり切ったとの満足感もあり、日本の高度成長を支えた世代が今は日本の重荷になりつつあります。難しい問題ですが、この膨大な社会資源を生かす道をもう一度考えてみませんか。ちょっとした工夫で我々世代は動いてくれますよ。

1.高齢者の就労移行と就労希望年齢 2.新体力テストの合計点の年次推移の図

2019年8月1日(木)

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